2024/05/29

シティ115件の不正疑惑はどうなってるの?

 昨年プレミアリーグから指摘されたシティの115件の不正疑惑。

シティの憎らしいまでの強さも相まって当初からこの件に関する非難の声は多かった。

さらに今季、エヴァートンとフォレストがシーズン途中に勝ち点を剥奪されるケースが

発生すると何故シティは罰せられないのかという声はさらに高まった。

この件について、日本在住のイングランドサッカーフリークでもある

ベン・メイブリーさんがYoutubeで解説動画を挙げてくれていた。

ここで知り得た情報と自分なりの解釈を踏まえてシティの不正疑惑の話をしていこうと思う。


まず大前提として、個人的にシティの不正に関しては私は負の感情は持っていない。

純粋にシティは監督も選手も素晴らしいし、4連覇は彼らが実力で獲得したものだと思っている。

ネットには不正で獲得したトロフィーだとか、不正でかき集めた選手だからだとか言ってる人も多いが、

もっと冷静に考えてほしい。

そもそもここ数年でシティよりもずっと派手な補強をしていたのはチェルシーやユナイテッド、ニューカッスル等だ。

シティは今季ジェレミー・ドクやヨシュコ・グヴァルディオルなどを補強してはいるが、

チェルシーがカイセドやラヴィアに支払った金額から見ればかわいいもんだ。

監督であるジョゼップ・グアルディオラはリーガやブンデスでもトロフィーを獲得してきた

超一流の監督だしそれはイングランドでも輝き続けている。

今季は特に怪我人も多発しながらも我慢強く耐えて最後にはリーグ優勝を成し遂げたのだ。

そのような素晴らしいチームを見て、選手や監督の偉業にケチを付けるような真似はしたくない。

金で勝ち点を買ったというならシティより金を使ったこれらのチームには何を言うのか。


例えば明らかに勝ち点を奪うような行為があったとか、

ド級の反則をしたのに見逃され続けたとか、そういうことがあったのなら文句が出るのも仕方ない。

しかしイングランドの審判は全てのチームに公平に不条理な判定を降すことで有名であり、

シティも審判に得点を取り消され、怪しいオフサイドを取られ、意味不明なタイミングで笛を吹かれて

勝ち点を落とす試合があった。

そういった意味でことさらシティがシーズンを有利に進めていたとは思わない。


そこで唯一不公平だと思われているのが、シーズン中の勝ち点剥奪の件だろう。

エヴァートンとフォレストは即時勝ち点を剥奪されたのにシティは?という件だが、

ここからがベン・メイブリーさんの解説で分かることになる。


まず大前提としてシティの不正はあくまで嫌疑が掛けられている疑惑の段階でしかないということ。

115件というセンセーショナルな数に騙されがちだが、現時点ではシティは何ら不正を犯していないのだ。

一方でエヴァートンとフォレストは誰が見ても明確に数字的な証拠がある確実な不正が発覚している。

ベンさんは軽微な交通違反という例え方をしていたが、この2クラブに関して言うなれば

スピード違反で切符を切られた状態で明確な違反行為があったからだと言える。


一方でシティにはこのような明確に違反したという証拠が挙げられたわけではない。

あくまでプレミアリーグがシティが不正しているのではないかと疑いを掛けている状況であり、

上記の2クラブのような明確な違反はまだ見つかっていない状況なのだ。

車の例えに合わせるならシティはスピード違反などの交通違反は犯していないが、

車を違法改造していて車検を何かの手段ですり抜けたのではないかと疑われている状況なのだ。

そして即時に処分されないのも、そもそも嫌疑をかけているプレミアリーグがまだ動いていないからであり、

シティから何かアクションする状況でもないからだ。

こういった情報を正確に理解していない人たちはエヴァートンとフォレストと

何故シティは違うんだとか文句を言うわけだが、現状は推定無罪という状況なのだ。


この話を聞いた時に思ったのは、伊東純也が巻き込まれた事件と似ているということ。

彼は週刊誌から性犯罪の嫌疑をかけられたが本人は完全否定した。

ただ女性と飲みに行ってることは事実であり、火のない所に何とやらという状況だった。

推定無罪という状況に所属するスタッド・ランスは伊東を全面的に支持し、報道以降も変わらず試合に出続けていた。

しかし日本代表は報道が出るや伊東を代表から外し、それ以降も招集していない。

この対応に対し、日本代表のファンは伊東を守るなら代表に招集してしっかりと代表としてのスタンスを

アナウンスすべきだとフォローした。

個人的にはシティのケースとこの伊東のケースは同じだと感じている。

無論他の人の意見は違うことは承知の上だが、どちらも犯罪行為を否定しているし

確たる証拠もまだ何も出ていない状況でり推定無罪の状況だ。

しかしシティは非難され、伊東は擁護されている。


実際にシティの件についても海外のファンは日本人ほどガミガミ言っていないように感じる。

現地のスタジアムは常に満員だし、ファンは変わらず付いてきているし、

ライバルクラブもシティの優勝を素直に祝福してくれていた。

トッテナムなんかはアーセナルが優勝出来なくなるならシティが自クラブに勝ってもいいとすら言った。

海外のファンからすれば自分の応援するクラブの成績が全てであり、

ライバルクラブにはサッカーで勝てればいいという考えが根付いている。

しかし日本は何というか1ミリでも不正があればその存在を認めないという潔癖な部分がある。

そもそもサッカーはマリーシアという多少のズルが許されたファジーなスポーツだ。

勿論、今後シティにレッドカードが出るのであればそれに従うのがルールではあるが、

今はレフェリーがプレーオンしている状況だ。

それであれば何かが決定されるまでは目に見える試合を純粋に楽しみたいと思う。


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