2024/03/14

伊東純也の代表漏れ

 W杯2次予選に臨む日本代表メンバーが発表されたがその中に伊東純也の名前は無かった。

森保監督は伊東不選出の理由を彼を守るためであり自らが判断したと語った。

だが私の眼には全く逆の印象に映った。

彼を守り切れないから呼ばなかったと聞こえた。

実際伊東はクラブの試合には出場しているし、森保監督自身も招集は可能だったと言った。

では何が守り切れないのか、それは日本のマスコミに対してであろう。

渦中の伊東が国内の試合で日本に戻ってくるとなれば

普段のスポーツ記者以外の芸能関係の記者もわんさか押し寄せることだろう。

代表でのインタビューも実際の試合よりそちらの方が増えてくるかもしれない。


だがそれで困るのは果たして本人やその家族だろうか。

伊東は弁護士にこういったことは自分で最後にしたいから徹底的に戦うと言っている。

そう覚悟しているなら、むしろ隠れずにインタビューに正々堂々と出て

コメントを出したかったのではないだろうか。

また他の選手やスタッフが記者にそういう質問が来てとしても監督が毅然とした態度で

きっぱりと断りを入れればいいんじゃないのか。

実際にスタッド・ランスのフロントは伊東のことを信じていると明確な態度を示し、

選手に寄り添ってくれている。

それに比べて日本代表の監督や協会は触らぬ神に祟りなしと言わんばかりに

護るべき戦力であるはずの選手を遠ざけてしまった。


今回の例は悪しき前例となることは間違いない。

女性問題のスキャンダルなら伊藤洋輝や南野にだって過去あったわけで、

今更伊東だけ推定無罪であるはずの個人の問題で代表から外されるのは納得できない。

今後、日本では主力のありもしないスキャンダルが報じられただけで

招集外に出来ることが前例として作られてしまった。

こうなってくればアジア最終予選前などに三笘や久保、冨安のありもしない記事を

でっちあげれば敵国は労せずして日本の戦力を削ぐことが可能になる。


スポンサーに配慮したという噂もあるが、尚更スポンサーにとっても逆効果だったのではないか。

恐らくこのことで騒ぐのはマスコミと日本代表に然程も興味がないライト層だ。

サッカーが好きな層や代表を応援する層は伊東の味方が大半だろうし、

ましてや選手に至ってはみな伊東と共に戦って行きたいとアジア杯の時は希望していたはずだ。

だがそういった本当に味方であるはずの人々の意思をないがしろにしたことで、

ファン離れも一気に加速している。

加えてアウェイの北朝鮮戦はテレビ放送すらない可能性が高く、

今後の代表人気が下降線を降ることは容易に想像できる。


そしてアジア杯で負け、今回も伊東を招集しなかったことで選手達からの監督の求心力も

失われていく可能性が高い。

そのエスケープとして長友が復帰したのではないかと勘ぐりすらする。

そういった状況で試合するには北朝鮮は難敵過ぎるが、

かといって北朝鮮に敗れることがあっても恐らく監督は解任されないし、

万が一解任されたところで次も協会の子飼いの日本人監督になるだけだ。

ザッケローニやアギーレを招集出来ていた協会はもう存在しないのだから。



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