2024/03/22

W杯2次予選 北朝鮮戦 振り返り

 北朝鮮2連戦となる初戦、予想とは異なった先発となったことに

ある程度そうなるかもと思いながらもやはり驚いた。

まず鈴木彩艶を再び先発で使ったこと。

GKはJ組が最も早くチームに合流しコンディションも良かったにも関わらず

森保監督は頑なに鈴木彩艶を使ってきた。

他にも守田・堂安・上田・伊藤・菅原など合流が後になってコンディション面で不安のある

メンバーを先発で使ってきた。

誰が出ても変わらないクオリティだとか言ってた割に森保監督の中では明確に線引きが

あるように思えてならない。

試合も早々に先制したのは良かったがそれで何か仕事が終わったかのような緩慢さが見え、

前半再三あったチャンスをフイにすると後半は一方的に押し込まれる展開が続いたし、

ファウルで取り消されたとは言え一度ネットを揺らされた。

結局最低限の1-0で勝ち点3を取っただけの結果となった。

北朝鮮が思ったよりも強かったのは確かにそうだが、

日本が思った以上に寄せられると何も出来ないし、放り込まれるとズルズル下がる悪癖も見せた。

はっきり言って凡戦であり、アジア杯から何も改善出来ていないことが浮き彫りとなった。


そして試合後に更なる問題が表面化。

何と北朝鮮でのアウェイ戦を北朝鮮側から断ってくると言う急転直下の事態が起こる。

本来なら中国へ移動し、北朝鮮へ渡る予定だった代表も国内で足止めを食らうこととなり、

代替案もAFCから北朝鮮に丸投げされたまま何も決まっていない状況。

日本にとってはなでしこジャパンの混乱に続く前代未聞の状況ではあるが、

試合が不戦勝になるなら国内合宿を張って今のうちに戦術のすり合わせをしてほしいところだ。

まぁ1か月もあったアジア杯で何も出来なかった森保監督やコーチ陣だ。

2,3日あったくらいじゃ何も変わらないなら早めに欧州組をクラブに戻してあげてほしい。


さて北朝鮮戦の選手ごとの採点と寸評です。

評価点は10点満点で6.0が及第点としています。


・鈴木彩艶 5.5

相変わらずおっかなびっくりでプレーしていてボールが来るたびヒヤヒヤする。

ネットを揺らされた場面でも最初のシュートを止めきれず、その後の対応も後手に回っていた。

最終的にファウルでノーゴールとされたが、あれがファウルかどうかはかなり微妙で正直レフェリーに助けられた。

ビルドアップにしてもバックパスを大きく蹴り出すことが多く、

それを拾われては二次攻撃を食らうという悪循環で足元の技術があっても場面ごとの判断が悪かった。


・菅原由勢 5.0

アジア杯からの不調を引き摺っているように感じた。

クラブでは絶好調なのに代表では守備では後手に回るし、前線への攻撃参加は影を潜め、

最終的には負傷退場という形で後半退いた。

現状で右サイドバックとしては毎熊や橋岡よりも下だとしか言えない。


・板倉滉 5.5

アジア杯のミスを取り返すようにキャプテンも任されたが、

守備をオーガナイズ出来ていたかと言えば全く出来ていなかった。

とにかく腰が引けていて、最終ラインがズルズル下がる悪癖は冨安がいないと改善出来ないのは問題だろう。


・町田浩樹 5.5

板倉同様ラインを下げる要因の一人。

高い身長を活かしたプレーも見せれず、後半はひたすら伊藤の尻ぬぐいに奔走させられた。


・伊藤洋輝 4.5

とにかくすべてが酷かった。あれなら37歳長友を出した方がマシ。

守備は緩いし攻撃も消極的、フィードが自慢らしいがクリアか相手へのパスにしかならなかった。

本人もサイドバックが嫌いなんじゃないかと言うほどやる気もなかった。


・守田英正 6.0

守備には貢献してくれていたが、最終ラインまで下がってしまう悪癖を覗かせた。

板倉などの最終ラインと守田が下がることで前線へのプレスが効かなくなり、

押し込めないという展開が続いてしまった。


・南野拓実 5.5

正直試合にいたかどうかも分からないほど存在感がなかった。

プレスバックなどの守備面では顔を出していたが、南野に期待するのは攻撃面なので

そこで何も出来ていなかった。


・堂安律 6.5

何回かあった決定機を決めきれないのが残念なところ。

ダイレクトでいくべき場面でもコネくり回してロストするなど無駄な動きが多かった。

それでも攻撃を回せていたのは堂安がいたからだし田中へのアシストもあり、

評価と批判が相殺される格好になった。


・田中碧 7.5

出場した選手の中では最もコンディションが良く、得点力もさることながら

右に左に縦横無尽に守備にも顔を出していた。

欲を言えばもっと球離れを良くして中盤ではシンプルに仕事をしてもいいと思う。


・上田綺世 5.0

正直アジアでフィジカル負けしているのではどうしようもない。

クラブで試合に出れていないとかそういうレベルですらなく、

ボールを収めることも出来ず、南野同様試合に出ているのか忘れるほど存在感がなかった。


・前田大然 7.0

相変わらず良く走るし、今回は左から多くのチャンスも作ってくれていた。

ただフィニッシュワークがおぼつかず、浅野からのパスをフイにするなど

ヒーローにはなれなかった。


・谷口彰悟 6.0

3バックに変更するため投入され、守備に多少の安定感はもたらせた。

だからといって守備が劇的に改善したわけでもなく押し込まれる展開を

跳ね除ける一助にはならなかった。


・橋岡大樹 6.0

菅原と交代で入って違いを見せようと張り切ってはいた。

積極的に攻撃参加を見せ、何度かクロスも上げたがチャンスにはならなかった。

どうしても雑さは拭えずベンチ外になった毎熊の方がマシだったんじゃないだろうか。


・遠藤航 6.0

正直守田と変わって出たところで何も変化しなかった。

疲れもあるのか無理しないプレーに終始しており、それなら無理に出す必要性も感じなかった。


・浅野拓磨 6.5

意外にもこれまでのFWやサイド起用よりも今回のトップ下の方がいいプレーが多かった。

単純に浅野比でという意味ではあるが。

それでも2列目から飛び出した方がオフサイドにもなりにくいし意外と合ってるのではと感じた。


・小川航基 5.5

上田より少しマシなくらいで上田と違いを作れたわけでもなく爪痕も残せなかった。

正直日本のFWは誰が出ても何も変わらない。


2024/03/21

W杯アジア2次予選北朝鮮戦予想スタメン

 世間の話題は大谷に押されていて全く俎上に上がらない我が日本代表。

相変わらず前日会見では日本語なのに意味が分からない話を展開する森保監督。

無策で負けたアジア杯を忘れたかのようにひたすら個の重要性を連発するなど

もはや選手達で何とかしてくれと他人事のようだった。


さて肝心の北朝鮮戦の招集メンバーだが、

現時点で離脱した佐野の代替え招集の話は聞こえてこない。

元々2戦に対して26名招集していたことから追加しない可能性も考えられる。

また欧州で日曜に試合があった選手たちは合流して2日しか経っていないため、

初戦から使うのは厳しいと言わざるを得ない。

基本的には合宿初日から合流出来ていた国内組+欧州での試合が土曜だったメンバーで

組まれるのではないかと予想する。

JFAの出す動画TeamCamでは合宿初日の18日の模様が映されており、

初日から参加出来ていたメンバーが確認できる。

そこからの予想した先発は以下の通り。


        浅野

   前田 南野 久保

     田中 川村

橋岡 谷口 板倉 毎熊

        大迫


トップ下の南野以外のメンバーは18日の時点で代表に合流が確認できたメンツ。

正直、日曜に120分フル出場した遠藤や同じく日曜に試合があって合流が遅れた

選手をいきなり使うのは厳しいだろうし、使えても早めに交代させることになるだろう。

それも出来ずに選手本人にやる気だけ聞いて先発させていたとしたら、

森保は戦術もない上にコンディションも考慮出来ない完全無欠の無能ということになる。

戦術無いなりにせめて選手のコンディションくらいは見てほしい。

GKもこの2戦で鈴木を使うようなら闘莉王が自身のチャンネルで言ってたように

不公平だと言わざるを得ない。

プロは結果が全てであり、日本代表は成長や調整の場ではない。

実力が足りず結果が残せてないなら容赦なく外さないとそれはプロではない。

それでも同時期に活動のあるU23からわざわざ呼び寄せた以上使うんだろうな森保は。

まぁ18日の時点で鈴木は合流出来てなかったので出たとしても2戦目になるでしょう。

大アウェイになる2戦目で鈴木が潰されなきゃいいけど。


2024/03/18

チャンピオンズリーグ ラウンド8抽選会


 日本時間3月15日20時よりCL準々決勝の組合せ抽選会が行われた。

ラウンド8からは同国同士での対戦が解禁されるとあって、

抽選会もこれまでのような複雑なものではなくシンプルに順番に引いていったチーム同士の

対戦となるクジ引きとなっていた。

ラウンド8に進んだ国別で言うとスペイン3クラブ、イングランドとドイツが2クラブづつに

フランスが1クラブ。

イタリア勢がいないのは寂しいが、名門ばかりが残っていてどことどこが当たっても

名勝負になりそうな予感。


抽選会ではラウンド8での対戦抽選と準決勝での組合せ、さらに決勝のホーム/アウェイの組合せも

同時に行われた。

決勝まではホーム&アウェイで行われ、左に記載されている方が初戦ホームとなる。

決勝は1戦のみで今年はイングランド・ウェンブリースタジアムでの開催が決定しており、

シティとアーセナルは是が非でも決勝に進みたいところだろう。

結果は以下のような感じだ。表記順は実際のクジで引かれた順番となっている。


【準々決勝(ラウンド8)】

[1]アーセナル(イングランド) - バイエルン(ドイツ)

[2]アトレティコマドリード(スペイン) - ドルトムント(ドイツ)

[3]レアルマドリード(スペイン) - マンチェスターシティ(イングランド)

[4]パリサンジェルマン(フランス) - バルセロナ(スペイン)


【準決勝(セミファイナル】

[A][2]の勝者 vs [4]の勝者

[B][1]の勝者 vs [3]の勝者


【決勝(ファイナル)】

[A]の勝者 vs [B]の勝者


さてラウンド8の対戦ごとの感想を書いていく。


・アーセナル-バイエルン

アーセナルが今季CL復帰する前、最後に対戦して敗れた相手がバイエルンだった。

当時のバイエルンはリベリとロッベンの両翼を擁していたバケモンみたいなチームで、

アーセナルは2戦合計10-2という惨敗を喫し、それ以降7シーズンもCLから遠ざかることになった

因縁の相手でもある。

ただ今季のアーセナルはリーグでは好調を維持しており現在首位。

1回戦のポルトにはかなり苦戦したものの、14年振りの準々決勝進出でCLでの感触は掴んだと言えるだろう。

対して今季のバイエルンは移籍してきたケインは得点王を独走しているものの

リーグではレバークーゼンの後塵を拝しており、チーム状況もあまり良さそうではない。

さらにUEFAの制裁により、バイエルンサポーターはアーセナルホームへの入場が禁止されている。

360度をグーナーに囲まれた状態で迎える初戦を複数失点で落としたりすれば、

プレミア1堅いと言われるアーセナル守備陣を崩すのは容易ではないだろう。

アーセナルからすれば2戦目に2,3点の貯金は残しておきたいこともあり、

完全ホームとなる初戦で勝つのは勿論のこと複数得点を奪っておく必要があるだろう。


・アトレティコマドリード - ドルトムント

ベスト8の中にあって曲者同士という印象。

プレミアしか見てない私にとってはどちらも今季の印象はほとんどないが、

どちらもホームゲームが無類に強いというイメージがある。

そう考えると2戦目ホームのドルトムントに些か分があるように思える。

どちらにしても派手な結果にはならなそう。


・レアルマドリード - マンチェスターシティ

3季連続でトーナメントでぶつかることになったCL常連クラブ同士。

もはや事実上決勝戦との呼び声も高いラスボス同士の一戦。

昨季のシティはCLでのマドリー戦で1つ完成形を見たかのような強さを見せたが、

今季はリーグでもパッとしない。

シティは怪我人も多く、メンバー的にもマドリーに分があるような印象がある。

1か月後に怪我人がどれくらい帰ってきているかどうかだが、

ここ数年はシーズン終盤からエンジンが掛かり始めることもあり、

デブライネ、ハーランドが万全なら点の取り合いのような試合が展開されそうだ。


・パリサンジェルマン - バルセロナ

唯一2位通過からベスト8に進出したパリだが、正直グループFが死の組だっただけとも言える。

グループ4位で敗退したニューカッスルに1分1敗、特に1分もレフェリーの忖度でPK貰ったようなもんという

綱渡りの棚ぼた2位通過だった。

しかしラウンド16内で最弱1位のソシエダを引いてからは完全なエムバペ・ゲーで勝ち上がった。

パリは今後もエムバペが個人技で爆発できるかどうかで戦績が左右されることになるだろう。

対するバルサは勝ち上がってきたものの、内部事情はあまり良くなさそうな印象。

どちらにしてもエムバペ次第になりそう。


FA杯 準々決勝 マンチェスターユナイテッド対リヴァプール


 イングランドではFAカップ準々決勝が行われ、

ユナイテッド対リヴァプールというナショナルダービーが開催された。

ELから中二日という強行日程のリヴァプールに対し、

ホーム・オールドトラフォードで中7日で迎えれるユナイテッド。

リヴァプール所属の遠藤も先発に名を連ねた。


試合開始からユナイテッドが押し込む展開。

その勢いから前半10分、マクトミネイがゴール前に飛び込んでこぼれ球をプッシュして先制ゴール。

その後、リヴァプールも遠藤がボールカットからサラーとのワンツーで抜け出しゴールネットを揺らすが、

これはサラーがオフサイドということでノーゴール。

しかし前半43分にパスワークからマクアリスタがミドルを突き刺しリヴァプールが同点に追いつくと

その直後ショートカウンターから最後はサラーが右足のボレーで逆転弾を叩き込んでリヴァプールが逆転して前半を終了。

後半はどちらにもチャンスがあるものの、疲れが見えるリヴァプールと決定力に欠くユナイテッドという状況に加え、

オナナとケレハーの両軍GKがビッグセーブを連発してスコアが動かない。

このまま2-1で終了かと思われた87分、交代出場していたユナイテッドのアントニーが

ゴール前で見事なターンから右足で流し込んで劇的動転弾。

さらにアディショナルタイムにはあわや逆転かというラッシュフォードの抜け出しからの

シュートがあったが、ゴールポスト脇に外れてしまい延長戦へ。


試合終盤からユナイテッドはDFを次々に前線選手に替えた超攻撃的布陣で

疲れて間延びするリヴァプールを押し込んでいっていた。

逆にリヴァプールは疲れが見えたことに加え、サラーが下がった前線に迫力が低下していた。

それでも延長前半終了間際に交代出場していたエリオットが勝ち越し弾を叩き込み、

リヴァプールがあと15分耐えれば勝利という状況で延長後半を迎える。

その延長後半も残り数分、この試合再三チャンスを逃し続けたラッシュフォードが

マクトミネイからの落としを冷静に流し込んで同点に追いつく。

このゴールに夢の劇場のボルテージは一気にヒートアップ。

そしてPKがチラつく延長後半15分、ラストワンプレーと思われたリヴァプールのCKを弾き返すと、

ユナイテッドのカウンターが発動。

最後はアマド・ディアロが流し込んで劇的逆転弾。

数分前にイエローを貰っていたアマドはユニフォームを脱いで喚起の雄叫びを上げると同時に

レッドカードで退場していくという芸術点の高い展開も相まって滅茶苦茶な雰囲気w

そして試合終了の笛が鳴り、ユナイテッドが今季一番の出来で試合を制した。


この試合、両軍の得点はどれも相手のミスがらみというお世辞にも締まった試合とは言い難かったが、

ユナイテッドは今季の不甲斐ないチームとは思えないほど選手に気迫があった。

あの守備を酷評されていたラッシュフォードも守備に走っていたし、

ガルナチョは120分衰え知らずで守備に攻撃に走り回った。

最後はマグワイヤの1CBでそのマグワイヤがパワープレーで前線に駆け上がるという

ゼロトップならぬゼロDFという新境地を開き、終盤はリヴァプールを圧倒したユナイテッド。

リヴァプールが疲れ切っていて、前半から本来の動きが出来ていなかったということもあるが、

ユナイテッドは十分に勝ちに相応しい内容だった。


遠藤は疲れが見えていたリヴァプールの中では一番マシだったと思う。

それほど全員の動きが悪かったが、遠藤がアントニーの同点弾やアマドの劇的決勝弾など失点に関与してしまったのも

他の選手の動きが悪すぎて中盤が間延びし、遠藤のカバーエリアが広くなりすぎてしまったからに他ならない。

遠藤の幻の同点弾が決まっていれば流れはもっと違ったかというとそうでもなかったので、

どちらにしてもユナイテッドの気迫が上回っていたのは確かだ。


またリヴァプールはヌニェスと、サラーと交代で入ったガクポが最悪の出来で、

怪我明けとは言えサラーが残っていればまた違った結果になっただろう。

ヌニェスは守備がザル過ぎる上に疲れがあるのか前線でも全く目立てなかった。

ガクポはさらに最悪でボールロストも多いし、迷いがあるのか前線でオロオロするだけのプレーが多過ぎる。

リヴァプールはスケジュールと怪我人の多さで負けたと言っても過言ではないだろうが、

それを差し引いてもユナイテッドが今季一番の試合を見せてくれたことに変わりはない。

先日のリヴァプール対シティは今季一番インテンシティの高いゲームだったが、

この試合はどちらも緩い部分はあったにせよ、展開とエンターテインメント性で

今季一番のゲームだったと言っていいだろう。

これでリヴァプールはクロップラストイヤー4冠も遠藤無敗伝説も終わってしまったが、

代表ウィークを挟んでリーグ終盤戦に切り替えて行ってほしい。


2024/03/14

伊東純也の代表漏れ

 W杯2次予選に臨む日本代表メンバーが発表されたがその中に伊東純也の名前は無かった。

森保監督は伊東不選出の理由を彼を守るためであり自らが判断したと語った。

だが私の眼には全く逆の印象に映った。

彼を守り切れないから呼ばなかったと聞こえた。

実際伊東はクラブの試合には出場しているし、森保監督自身も招集は可能だったと言った。

では何が守り切れないのか、それは日本のマスコミに対してであろう。

渦中の伊東が国内の試合で日本に戻ってくるとなれば

普段のスポーツ記者以外の芸能関係の記者もわんさか押し寄せることだろう。

代表でのインタビューも実際の試合よりそちらの方が増えてくるかもしれない。


だがそれで困るのは果たして本人やその家族だろうか。

伊東は弁護士にこういったことは自分で最後にしたいから徹底的に戦うと言っている。

そう覚悟しているなら、むしろ隠れずにインタビューに正々堂々と出て

コメントを出したかったのではないだろうか。

また他の選手やスタッフが記者にそういう質問が来てとしても監督が毅然とした態度で

きっぱりと断りを入れればいいんじゃないのか。

実際にスタッド・ランスのフロントは伊東のことを信じていると明確な態度を示し、

選手に寄り添ってくれている。

それに比べて日本代表の監督や協会は触らぬ神に祟りなしと言わんばかりに

護るべき戦力であるはずの選手を遠ざけてしまった。


今回の例は悪しき前例となることは間違いない。

女性問題のスキャンダルなら伊藤洋輝や南野にだって過去あったわけで、

今更伊東だけ推定無罪であるはずの個人の問題で代表から外されるのは納得できない。

今後、日本では主力のありもしないスキャンダルが報じられただけで

招集外に出来ることが前例として作られてしまった。

こうなってくればアジア最終予選前などに三笘や久保、冨安のありもしない記事を

でっちあげれば敵国は労せずして日本の戦力を削ぐことが可能になる。


スポンサーに配慮したという噂もあるが、尚更スポンサーにとっても逆効果だったのではないか。

恐らくこのことで騒ぐのはマスコミと日本代表に然程も興味がないライト層だ。

サッカーが好きな層や代表を応援する層は伊東の味方が大半だろうし、

ましてや選手に至ってはみな伊東と共に戦って行きたいとアジア杯の時は希望していたはずだ。

だがそういった本当に味方であるはずの人々の意思をないがしろにしたことで、

ファン離れも一気に加速している。

加えてアウェイの北朝鮮戦はテレビ放送すらない可能性が高く、

今後の代表人気が下降線を降ることは容易に想像できる。


そしてアジア杯で負け、今回も伊東を招集しなかったことで選手達からの監督の求心力も

失われていく可能性が高い。

そのエスケープとして長友が復帰したのではないかと勘ぐりすらする。

そういった状況で試合するには北朝鮮は難敵過ぎるが、

かといって北朝鮮に敗れることがあっても恐らく監督は解任されないし、

万が一解任されたところで次も協会の子飼いの日本人監督になるだけだ。

ザッケローニやアギーレを招集出来ていた協会はもう存在しないのだから。



日本サッカー協会の闇

 日本サッカー協会の現会長・田嶋氏が3月で任期満了となり、

新たに宮本氏が新会長となることは以前より出ていた話ではあったが、

この度、退任となった田嶋氏が名誉会長に就任するということが発表された。


日本代表が好きなサッカーファンでコアな人は田嶋氏の退任を大いに歓迎したはずだった。

しかし彼は退任どころか院政を敷くことを計画していた。

このやり口はロシアのプーチンとか、中国の習近平レベルでヤバイ対応であり、

長期政権を敷く組織では自浄作用は皆無となり、実質トップの思い通りの運営しか許されなくなる。

田嶋以前の川淵氏や長沼氏などはまだ日本サッカー黎明期であったこともあり、

問題発言もあったがサッカー界をどうにかしようとする気概のようなものがあった。

しかし田嶋氏にはそういったものは皆無であり、いかに自分が安穏と余生を暮らせるかに特化した政治しかしてきていない。

無論、代表や日本サッカーが発展させるというのは二の次であり、

まずは自分ありきの協会運営を続けていくことが目に見えている。


そもそも先の会長選挙でも宮本氏の対抗馬が出てこなかったのも明らかに忖度があったものと思われるし、

それ以前の会長選では対抗馬すら出てこず、選挙無しで信任されてきていた。

もはやここまでくると組織としては腐敗しきっており、田嶋氏が何か大きなスキャンダルでも出すか、

本人が病気か何かにならない限りはしがみつく覚悟だろう。


田嶋氏がこれほどまでに嫌われるのは相応の理由がある。

いくつか例に挙げるが、

・技術委員会が推薦した外国人監督を却下して、森保監督を推挙

  またW杯の分析もせずに鶴の一声で続投

・実際森保監督以降、一度も公式戦のノルマを達成できていない

・協会全体では赤字経営にも関わらず、役員報酬を増額

・田嶋氏が会長になって以降、代表人気は下降の一途をたどっている

・プレイヤーファーストではなくスポンサーファースト

  良い例が伊東純也の代表離脱。選手や現場の意見を無視してスポンサーの顔色を窺った

・AFC理事であったにも関わらず、代表での交渉は常に後手後手

  アウェイの放映権が決まらなかったりするなど海外への影響力皆無


など枚挙に暇がない。

代表選手のレベルは歴代最強と言われているが、協会と代表監督のレベルは昭和から進展していない。

田嶋政権が敷いた協会の在り方は、グローバル社会に置いては実に時代遅れの組織となっている。

変化を嫌い、役員だけが甘い汁を吸い、現場ではなく役員ファーストであり、

側近をYesマンで固め、時代の流れを読めず、ファンや現場の声も届かない。

これと同じような組織が国内でこれまで何度も出てきては問題となったが、

どの組織も結局は対岸の火事としてしかとらえておらず自分のとこを改革しようとすることはない。

無論、日本サッカー協会も大きな組織になってしまった故に、利害関係者が多くなりすぎて、

簡単には組織は変えられなくなっているし、変わらないだろう。

先日技術委員の退任を発表した反町氏が「変えたくても変えられない自民党みたい」と暗に協会を揶揄したが、

実際その通りなのだと思う。

W杯直後に反町氏は外国人監督招聘に動いていたにも関わらず、

田嶋氏が森保続投の一声でその流れに逆らえなかった。

会長の一言で決まるのであれば何のための技術委員会なのか分からない。

この事実が協会がまともな組織運営が為されていない証左でもある。


そんな日本サッカー界のガン・田嶋氏が名誉職に就いた。

今回の退任に一縷の望みを抱いたファンも大いに失望したことだろう。

故に今後も代表人気は選手の質とは裏腹に下がり続けるだろう。

その結果、スポンサーが離れてくれでもすれば協会が立ち行かなくなり、

責任問題にくらいはなってくれるだろうか。

いやそうなったらなったで新会長の宮本氏の首を切って終わりにするだけかもしれない。

いずれにしても改革なんかとても期待は出来ない。


カラバオカップ・ラウンド16 リヴァプール対クリスタルパレス

 ・リヴァプール 0-3 クリスタルパレス パレス鎌田とリヴァプール遠藤が先発したのでライブ視聴した試合。 今季コミュニティシールド、リーグ戦とパレスが2連勝しているカードだが、 今後の日程が厳しいリヴァプールは大幅なターンオーバー。 遠藤は先発したものの他の先発も普段控えのメン...